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今月の気になる数字 10代のおうち時間が増えてSNSに変化。「買う映え」より「作る映え」63.8%

最近、ユッキの周りで意識高い系がミーム、ミーム、、、と騒ぐので、ちょっと調べてみました。

実はアメリカでは2年も前から話題になっていたんですね。ついに上陸?ということでしょうか。

インターネット・ミーム(Internet meme)とは、、、インターネットを通じて人から人へと、通常は模倣として拡がっていく行動・コンセプト・メディアのこと。

例えば、これは随分間ですが、Facebookに投稿されている写真が危険行為として世界中で話題にもなったブランキング(公共の場所で体を硬直させて寝ころぶ写真を投稿)や、ハーレムシェイク(集団で踊る映像)などは知っている人も多いと思います。

ハッシュタグで括られたコミュニティをミームと呼ばれていて、面白いミームを見つけたよ!と友達にシェアしたり、自らも投稿したりする行為がミーム。

コロナ渦では、#ステイホームや#お家で歌おう、#おうちカフェなどバトンとも呼ばれたりするミームが話題になってましたね。

ということで、確かにお家で過ごす時間が増えて、SNSも活況というところまではわかるんですが、一体、どうしてこんなことに???と思っていたら、なーんとネットの誹謗中傷の現象にもこのミームが役立つ!という説もありその仮説に思わず納得!!!

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/74468?page=4

これまで、オーディエンスにいいね!と言わせるために新作を買ったり、新スポットに並んでまで訪れたり、、、と本当に自分がしたいか、欲しいかは置いておいてお金も時間もかけてSNSにアップするためだけに行動しちゃう人も結構な数いたわけです。

行列に並んで買ったタピオカドリンクも、写真撮ったら捨てちゃう若者とか写真に映っていたものが全てレンタルで偽りの生活を作り上げてたーなんて話も話題にもなりましたよね。

そう、みんな大変だったわけです。

それに比べて、人の話を批判したり、批判とともにリツイートするのは楽。そうだ、そうだと言ってくれる人が何人かいれば、承認欲求が満たされるということです。

ところが、そんな大人を見てきた10代たちは新しいアクションをとるようになってきました。
何で欲しくもないものにお金を使わないといけないの?人にイラっときたとしても、何で公共の場=SNS上でわざわざ???それより「自己実現」欲求を満たす方が楽しくない???というのが、自分たちの手で自ら「映えを作ること」に向いてきているということなんだそうです。

例えば、#お家カフェ では、家にある材料でアイデア溢れる可愛いお菓子やおしゃれなテーブルウエアの写真がいっぱいアップされています。

プロっぽいものから、手作り感あふれるものまで色々。

最初は不格好な写真から、時系列で見ていくと、めちゃくちゃ上達しているものや垢抜けていく人も。まさにスキルアップが時系列で見て取れます。

“コロナ禍を経て、SNSの楽しみ方は色濃く二極化した。
「自己実現欲求」に基づく自己表現と、「承認欲求」に基づく他者批判である。

私は「作る映え」=「SNSミーム」について大人に説明する機会が多いが、それ自体に価値はないと度々軽視される。しかし、私は一切そうは思わない。

誹謗中傷を本質的に減らすのは、「SNSミーム」を増やすことだと思う。

自分のオリジナルコンテンツに集中することで、他者批判にSNSを浪費する行為は減っていくだろう“

なるほど〜
つまり、承認欲求という、見ず知らずの他人からどう思われるかに振り回されて、1ミリも成長できないどころか、身銭を切ったり、あるいは逆炎上する目に合うリスクをとるより、自らのスキルを高めたり、自分が成長できることに時間を使おう、、、と賢い選択こそが、他人批判に向かう時間も減らすことになるという論ですね。

1周回って、戻ってきたというか、、、そもそもSNSやネットが無かった時代は、承認欲求を得るためにはまさにリアルな生活で勝負するしか無かったわけですね。

つまり、人から羨ましがられるような物を買う、場所に行くにしても一生懸命お仕事してお金を稼がないといけないし(悪いことする以外は)、そのためには、特技を磨いたり、勉強したりもしないといけなくて忙しくて人に目を向けるより自分で手一杯という時間も長かったような気がします。

さて、今月の「気になる★数字」は…
「10代のおうち時間が増えてSNSに変化。「買う映え」より「作る映え」63.8%」

さて、2020年下半期の女子高生トレンドキーワードがTT総研なるところから予測&選出されています。

https://tt-soken.jp/article/1022

興味深いのは「アイテム」部門!

まずアイテムって言っているのに、アプリゲームが入ってくることにそもそも驚きが、、、世代でしょうか?

1位はアプリゲームの「キメロワ」と「ツイステ」(笑)「キメロワ」は「鬼滅の刃 血風剣戟ロワイアル」の略称だそう。で、2020年中にリリース予定なのに、すでに公式Twitterには既に19万人のフォロワーが。「ツイステ」は「ディズニー ツイステッドワンダーランド」だそう。略しすぎ?!

こちらは2020年3月にリリース。

公式Twitterは80万フォロワー超えで、Instagramでは「#ツイステ好きさんと繋がりたい」に2.8万投稿。

まさに、SNSミーム!
そして、話題の「Nizi Project」に続くオーディションプロジェクト「I-LAND」。2020年6月26日にABEMAで放送開始したばかり。やっと虹プロジェクトが完結して追いついてきたのに、時代は次!なんですねー。

メイク・コスメも時代は進んでます!
「地雷メイク」がTVで取り上げられ始めたと思ったらすでに時代は「フィルターメイク」へ。アプリでフィルター加工したようなメイクのことを「フィルターメイク」(TT総研による造語)と呼ばれているらしい。

最後に、スイーツ。
「豆花」(豆乳で作ったヘルシーな台湾スイーツ)をはじめとする「ヴィーガンスイーツ」が話題にもらしいです。お出かけが減ったり、マスクによってタピオカの飲み歩きやクレープの食べ歩きができなくなってランキングに変化が。

ステイホームで10代にも健康志向が高まっていることが要因だと分析されてます。
「豆花」の「映え」ポイントは、、食べる前に透明色のシロップをかける絵柄にキュンとしちゃいそうです。

いやはや、TVで若者に人気〜という言葉を真に受けたらおしまい。。。と実感w。
ステイホームでも流行はジャンジャン入れ替わっているんですね。やっぱりジャパニーズガールはすごいな〜と心強く思う今日この頃です!

※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。