コロナ禍で家に閉じこもってゴロゴロしているうちに
すっかり飲みの付き合いももっぱらZOOM飲み会で、
新しい知りあいもなかなか増えず付き合いも狭まり、、
みるのはNETFLIXとDVD。スマホとPCで視野も狭まり、、、
というユッキですが、この前、火球見ちゃったんです。
映画「君の名は」(新海誠 監督)のような感じで、驚きました。
あまりのことに、スマホで写真とる間も無く。
花火???と思っていたら、あとでニュースで火球だと知りました。
そう、宇宙は広く、謎は深い。
家にいたって、空を見れば、何か未知の超絶広大なものが広がっているわけです。
そして、コロナで世界が騒いでいるうちに、宇宙の既得権を巡って米中を中心として世界はすでに戦いの火蓋も切られているとかいないとか。
ということでこの話題。
「日本人の月面探査に照準 JAXA予算、過去最高に」
文部科学省の来年度予算概算要求で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)年間予算として過去最大の約2800億円を盛り込んだ。
米国が主導する月探査計画への参加費用809億円を追加で投じる。
米国は参加国の貢献の度合いに応じ月での活躍機会を提供する考えで
日本政府は協力姿勢をアピールすることで、月面着陸の枠の確保を狙う。JAXAによると、2003年の設立以降、当初予算と補正予算の合算では
過去10年間予算は1800億~1900億円程度。
そもそも、JAXAではこれまで年間の予算が2000億円を超えたことがない
ということも驚きです。
だって、世界はこんなにも宇宙開発に熱を上げており、その中でも日本の宇宙飛行士たちはとても活躍しています。
そしてユッキの愛する「宇宙兄弟」(小山宙哉)も絶好調、、、まあ、それはいいとして。
でも2800億円って、キャッシュレスポイント還元予算と同じです。
コロナ騒ぎですっかり記憶が遠くなってしまいましたが、去年の10月から今年の6末までキャシュレスでお買い物すると2%程度のポイント還元がされるというやつです。
確かに重要政策とも言えるとは思いつつ、世界と伍していくための宇宙開発予算と同じなんて、、、という気がするのは私だけでしょうか。
でも、この宇宙開発には、たくさんの民間企業も参画しているので実際には国家予算だけしか投資されていないわけではありません。
例えば、トヨタ自動車と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は共同で研究中の有人月面車「ルナ・クルーザー」。
ルナ・クルーザーは全長6メートル、幅5.2メートル、高さ3.8メートルの箱形走行車。
2020年代後半の打ち上げを目指し、試作車の製作を進めているそう。
トヨタのスポーツタイプ多目的車(SUV)「ランドクルーザー」の耐久性や信頼性を、月面でも引き継ぐことを目指しているとか。
月面は宇宙から降り注ぐ放射線や昼夜の極端な温度差など、地球よりも過酷になるので、技術力が求められるそうです。
そのほか、「宮古島がアジア初の宇宙旅行の発着拠点に」というニュースも。
沖縄県宮古島市の下地島空港で宇宙事業が始まります。
PDエアロスペース(名古屋市)とう民間企業とタッグを組んで「宇宙に行ける島、下地島」をコンセプトに、下地島空港離着陸の宇宙旅行などに向け、機体の開発や宇宙港の整備に乗り出します。
下地島で宇宙旅行者向けの訓練やメディカル検査などもできるようになるらしい。
なんと、有人宇宙旅行の拠点としてはアジア初で、この下地島空港から2025年に年間100人、30年には千人を宇宙旅行へ送り出す目標。
21年には無人宇宙実験機の飛行試験、22年には宇宙機の格納庫整備、宇宙旅行者向けの訓練施設も建設する予定。
23年には、飛行実験を含む宇宙機の開発現場などを一般の観光客向けに公開予定とか。
下地島空港には3千メートルの滑走路が備わっていて、航空機型の宇宙機は滑走路からでも離着陸できる予定ってすごくないですか?
下地島はアジア諸国からのアクセスも良いので、アジア全体を市場に見立てられますね。
ちなみに、この宇宙旅行ってどんなものでしょうか?
宇宙機は残念ながら?ロケットではなく、航空機タイプだそう。
滑走路から飛び立ち、高度15キロからロケット燃料に切り替え垂直に上昇。
高度50キロでエンジンを停止し、そのまま勢いで高度100キロに到達するそう。
宇宙航空機の飛行時間は約90分。約5分間、無重量の宇宙空間を体験できます。
窓から地球を眺めて帰還できるのはすごいですね。
価格はなーんと1400万~1500万円程度。
有人機による実証実験に成功すれば、22年度内にも宇宙旅行の先行販売が始まるそうです。
気になる、この連携先の民間企業「PDエアロスペース」。
愛知県に本社を置く宇宙航空機開発のベンチャー企業だそう。
民間主導で宇宙旅行や宇宙太陽光発電所建設など、宇宙利用の拡大を目指し2007年5月に設立。
ANAホールディングスやみずほキャピタルなども出資しているというからすごい。
社員数は30人。宇宙航空研究開発機構(JAXA)や東京大学などと産学官で連携し、エンジンや機体開発を進めている企業だそう。今後が楽しみですね。
さて、今月の「気になる★数字」は…
「月面探査を視野にJ AXA史上最高予算額2800億円」。
日本の情報をお伝えしたところで、宇宙事業といえばやっぱりトップランナーのイーロンマスク率いるスペースXが気になりますよね。
スペースXは2002年創業。2010年に民間企業として初めてISSへの物資輸送を実現し打ち上げロケットの回収を実現したのも官民問わず、史上初でした。
実はNASAのコスト削減のための民間委託が、ベンチャーの開発力を加速させたと言われています。
とはいえ、NASAができなかったコスト削減をスペースXはどう実現したのでしょう。
人工衛星打ち上げ予算を1基あたり2億ドルに対し、スペースXは6,000万〜9000万ドルに。
コスト削減の理由の一つが、その製造プロセスを内製していること。
そして、それまで手作業で多くの作業がこなされていたところを3Dプリンターなどの最新IT技術を駆使している点もコスト削減につながっているとか。
また、ソフトウェアの表示・操作を重視し、タッチパネルに集約されたコックピットにより、設計・組み立ての難易度が下がったのも大きい。
そしてコスト削減だけではなく、利益を上げていく方法も考えられているところがさすがのイーロンマスクです。
中型ロケットのファルコン9は、人工衛星がとる低軌道までであれば22.8トン、大型のファルコン・ヘビーは、63.8トンまで運搬可能。
そこで、ライドシェアリング型のビジネスモデルで、小型の人工衛星を「相乗り」させ、1回のロケット打ち上げで複数の衛星を軌道に乗せる計画を発表しました。
4カ月に1回の打ち上げを予定し、各企業はバスに乗るように軌道を選び、廉価で衛星を運ぶことができるようになるのです。
もう一つのビジネスとして、人工衛星を使ったインターネット接続サービス
「Starlink(スターリンク)」事業も進めていますね。
同サービスはインターネット回線が限られている新興国を含め、地球規模で安価な接続環境を提供することを目的としているそう。
次々と生まれる宇宙事業から目が離せません。
火星に住む日も夢じゃないかもしれませんね。
※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。