アンケート調査の基礎解説〜「経年調査項目とフロー調査項目」について 調査項目に「ぷらす1★スパイス」付きです!
こんにちは!ユッキのアンケートクッキングにようこそ!
あっという間に、9月も終わりますね…。会社員生活だと、下半期に突入する切り替えの時期になります。
ユッキも仕事モード全開(笑)食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋…全開モードで頑張ります…と言いたいところですが、まあ、気持ちがよい季節だけに、オープンカフェでダラダラとおしゃべりしたり、街歩きをしながら秋物のファッションを仕入れたり…という、相変わらずの脱力ぶりです。
さて、今回も、「もし、アンケート調査担当になったら…」のテイで、調査担当の虎の巻的なお話をお伝えしていけたらと思います。
さて、今回のアンケート調査:虎の巻は、前回から第2章に突入。
「第2章「アンケート項目の設計について」 ②経年調査項目とフロー調査項目」
についてです。
毎年同じ時期に実施する調査は「経年調査」「定期調査」などと呼び、年度ごとの変化、大きなトピックのあった年にどのような影響が現れるかなどを把握する消費者変化や市場動向の把握を目的としたのが「フロー調査」といわれていることは前回もお話しましたね。
定期調査の実施目的は「経年変化」を把握すること。
しかし、この経年変化はサンプル数が大きければ大きいほど、そんなに大きな変化はないのです。となると、調査結果をマスコミへの露出や、話題を仕掛けていきたい場合は、その時期に話題になっていることとうまく絡めて露出していく必要がでてきます。そこで、毎年変えてもOKな「フロー調査項目枠」を設定していくことをお勧めします。
たとえば、今年はオリンピックイヤーでしたから、うまく本調査の結果に導入できるようなオリンピック関連の設問項目や開催地であるリオ・デジャネイロにまつわること、G20や、選挙などに関わる項目などトレンドや話題と結びつける作戦。
あるいは、ニュースソースとして鉄板ネタである「世の中の潮流が変化しているよ」を象徴する若者マーケティングや、一般家庭のお財布事情、サラリーマンの悲哀的な話は話題として取り上げられる確率も高いかもしれません。
定期的に実施している調査があれば、ぜひ調査項目の追加を検討してみてくださいね。
今回の「ぷらす1★スパイス」は、
「トレンドや話題探しに便利なお勧めサイト」をご紹介したいと思います。
- Wikipediaの年度(年度ごとのページがあり、大きな出来事が記載されている場合があります。)
- 博報堂 生活総研 未来年表(過去〜未来まで社会的イベントがまとめられています。)
ぜひ活用してみてください。
次回の「調査設計虎の巻」もお楽しみに…。
皆様からのご質問、ご感想などもお待ちしております。