10月18日 、すごいニュースが飛び込んできました!
米フェイスブック(Facebook)が、今後のビジネスの主戦場を
3次元(3D)コンピューターグラフィックスを用いた
仮想空間サービス「メタバース」になると狙いを定め、
社名を「メタ」に変更しました。
そもそも、このメタバース(metaverse)とは、
「超(meta)」と「宇宙(universe)」を組み合わせた造語だそうです。
Appleとの争いで話題になったFortnigtや、Nintendo Switch用ゲーム「あつまれ どうぶつの森」
も、メタバースの一つ。
今、こんなに熱くなっているのは、これまでのようにゲームなどプライベートな
コミュニケーションを充実させるだけでなく、
ビジネス上でも利用可能になってきたからでしょうか。
Facebookは、2014年に20億ドルで買収したOculus社のVR技術を活用して、
VRヘッドセットと3Dアバター(分身)で
仮想空間でのリモート会議に参加できるサービス
「Horizon Workrooms」を2021年8月に開設し、
メタバース上では、仮想現実(VR)ゴーグルなどを通すと
何千キロも離れた場所にいる友人と、
まるで対面しているかのように会話できるそうです。
Facebookでは、この6年間でSNSを中核とする企業からメタバース企業へ移行し、
EU域内で今後5年間に1万人を新規雇用する計画も発表してます。
これまでGAFAのFが、Mになるのか?という個人的なツッコミはさておき、
現実世界とSNSでの発信人格を使い分けていくことに慣れてきた人も増えてきました。
さらに進化して、アバターという別人格で生きるメタバース上の生活と
現実世界を行き来する新たな人生観が生まれてきそうな予感です。
今月の「気になる★数字」
「メタバース市場2023年17兆3000億円」についてみてみましょう。
IDC Japanが2019年に発表した「AR/VR関連の世界市場予測」では、
ハードウェアとソフトウエア、関連サービス合計支出額は
2018年89億ドル→2019年168.5億ドル
2023年1,606.5億ドル(約17兆3,000億円)に達すると予測されています。
経産省が2021年7月に発表
「仮想空間の今後の可能性と諸課題に関する調査分析事業」
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/downloadfiles/report/kasou-houkoku.pdf
では、メタバースがビジネスにも門戸を開いて一般化されていくと、
現実世界以上の問題も起こりそうという指摘があります。
権利関係、詐欺、商行為の取締法、マネーロンダリング取締、青少年保護
など12の課題が挙げられています。
これから熱くなりそうなメタバース市場に注目ですね。
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