年末が近づくと、得も言われぬプレッシャーを感じます。
もちろん、年末年始の長期休暇を前に仕事の締め切りを迎えるということも
あるのですが、広くもない自宅の大掃除をしなければという
ちょっとしたプレッシャーが常に頭と心を占めている気がします。
そもそも、なぜ年末に大掃除をしなければならないのか、、、
もちろん「今年の汚れ今年のうちに」で、片付けておけば、
新年を気持ちよく迎えられるというのはわかるのですが
あえて反論してみれば、年明けの方がなんとなく、時間もある。
そして、年明けは家族が自宅にいる時間が増え、結局散らかる訳なので
いっそ、正月明けに大掃除をするという方法もあるのではないかとも思います。
というわけで少し調べてみました。
なんと、大掃除は「煤払い(すすはらい)」という宗教行事が由来とか。
毎年12月13日(鬼宿日:何事もうまくいく日)に
神棚や仏壇、家中の汚れを払うことで、その年の豊作を司る「歳神様」をお迎えする
という意味があるそうです。
江戸時代から始まったこの風習は、現代でも年末の大掃除として受け継がれたという説があるようです。
大掃除を怠ると、歳神様をそこに迎え入れることになりますし、
一方、きれいになった家に歳神様を迎えれば、ご利益をもたらすともいわれているそうで
大掃除に昔から力を入れてきたという理由がわかってきました。
ここで、驚いたのは、年末の大掃除は13日にしなければならないということ。
仕事納めの後に、冬休みになってから掃除をしようと思っていましたが、
ますます、締切感に追われる気持ちになったユッキでした。
今月の「気になる★数字」
「日本のお掃除時間、意識共に11カ国中最下位」についてみてみましょう。
ドイツの家電メーカー ケルヒャーが調査した「世界お掃除アンケート調査」
https://www.kaercher.com/jp/newsroom/kaercher-stories/int-cleaning-2019.html
によると、、、
「あなたにとって家がきれいであることはどれほど重要ですか?」という問いに対して
全体では92%が「重要」もしくは「とても重要」と回答。
最も高かったのがブラジルの98%、続いてロシアが97%。
ちなみに日本は78%という平均を下回る低い数値、かつ11カ国中最下位。
さらに、「1週間のうち掃除にかける時間」は、世界平均で2時間52分。
なんと、映画を観たり友達とコーヒーを飲んだりする時間とほぼ同じだったそうです。
最も時間をかけていたのがロシアで約5時間、一方、最も短かったのが日本!
約1.3時間で世界平均の約半分という結果に。
また、各国共に男性よりも女性の方が掃除時間が長く、
女性3時間24分に対し男性2時間17分。
ロシアでは差が最も大きく女性6時間に対し、男性3時間。
「日本人はキレイ好き」という神話が崩れてしまうのか、
あるいは、街全体、社会全体がクリーンで、そこまで部屋を掃除しなくても
健康被害が少ない、または、部屋が相当に狭く時間がかからない、、など
世界調査には、色々とトラップも感じる今日この頃です。
今年1年のホコリもはらい、ぜひ新しい年をお迎えください。
今年も1年間ありがとうございました。
どうぞ、素敵な年末年始をお過ごしください。
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