entry_image

カーボンニュートラルで変わる世界 生活者の関心度は今後に期待!?

さあ、2022年が始まりましたね。
今年も世界中で色々な動きがありそうです。
国内でも参議院選挙が予定されていますが、
米国でも中間選挙、韓国、フィリピンなども大統領選挙が予定されていますね。
そのほか、周年も盛りだくさん。

東京スカイツリー開業10周年、沖縄が本土復帰(沖縄返還)から50周年、
日中国交正常化50周年、ユーロ硬貨及びユーロ紙幣の流通開始から20周年、
川端康成没後50年などなど。
加えて、愛知県長久手市の愛・地球博記念公園敷地内には
スタジオジブリの世界観を再現した「ジブリパーク」も開業予定とか。

注目なのは、世界の気候変動対策に向けた動きです。
ドイツの全原子力発電所の稼働停止、フランス全土でカフェを含む飲食店のテラス席に
ヒーター設置禁止なども2022年度中に開始される予定だとか。
昨年も米国での竜巻とか、世界で大型台風やハリケーンの被害もあり、
ますます、環境意識のたかまる1年になりそうです。
そこで年初の今回は、環境対策に向けて、CO2排気量をゼロにしていくための
意識と生活について考えてみたいと思います。

電通Team SDGs2021年12月発表
「第4回カーボンニュートラルに関する生活者調査」
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2021/1209-010474.html

■「カーボンニュートラル」という言葉をどの程度ご存じですか。
「内容まで知っている」17.6%
「内容までは知らないが、言葉だけは知っている」34.5%
「見聞きした気がする」23.1%
「知らない」24.8%

■あなたは、ご自身の生活の中で、実施または導入をされていますか。
1位「ごみの分別処理」77.5%
2位「節電」73.3%
3位「節水」69.3%
4位「食事を食べ残さない」67.7%
5位「マイバック、マイボトル、マイ箸、マイストロー等を使う」65.6%

■(現状の実施・導入度は低いが、今後の意向・関心度が高い項目)
「再エネ電気への切り替え」(実施14.6% ―関心57.0%)
「消費エネルギーの見える化」(実施11.5% ―関心60.6%)
「ゼロカーボン・ドライブ」(実施5.9% ―関心59.9%)
「環境に配慮した服を選ぶ」(実施17.6% ―関心56.0%)
「脱炭素型の製品・サービスの選択」(実施5.6% ―関心60.6%)

さて、今回の「ワンポイント★プラス」は…
「クラスター分析」についてです。
本調査では、意識と行動の観点から類似の解答傾向の人たちを束ね。
7タイプに分類しています。
ちなみに、出現率が24.1%と最も大きかったのが「ハッキリ関心タイプ」。
ここに集まる人たちの属性をさらに詳しく見ていくと
高齢層の割合が高く、新聞を情報源とする割合が高い。

一方、出現率が4.2%と小さい「ガッツリ行動タイプ」は若年層が多く含まれています。
こうしたクラスター分析では、1つまたは2つ程度の設問の解答をクロス分析するよりも
多くの設問の解答や、1〜5段階などの比重解答も含め、
解答傾向によって解答者を分類していくことで、
世の中にどんな行動パターンの人たちがいるのかを俯瞰して見ることができます。
それぞれのクラスターに、その属性からネーミングを付けていくのが腕の見せ所。
いるいる、あるある、リリース読者に思わせたらこちらのモノ!という感じでしょうか。
ぜひ、さまざまな調査のクラスター分析を見てみてください。
参考になるものがきっと見つかるはずです。

※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。