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秋の連ドラも続々開始! 1話目 終了後でも視聴開始経験 50 %以上!! 感覚を徹底的に数字に置き換える裏ワザ教えます!

この時期、通勤電車の中吊りでも目立つのが、各局の連続ドラマのPR。

連ドラ大好き!遅ればせながらブルーレイに買い替えたら同時刻に何局でも同時録画できちゃうので、ますます「ドラマの貯め見の夜更かし」がクセに。

ちなみに、歴代1位の高視聴率のドラマは、不良娘とパパの葛藤を描いた?!「積み木くずし」(1983年TBS)だそうで、なんと45.3%だったそう。2位の水戸黄門(第9部)よりも1.6ポイントも高い結果。5位の「太陽にほえろ」は、「家政婦のミタ」と同率で40%という視聴率。なんだか、新旧織り交ぜて比較できると感慨深いものがあります。

それにしても、これだけテレビ離れと言われながらも40%の視聴率ってすごいですよね。

http://nendai-ryuukou.com/article/026.html

さて、このブログ『この1問で使える調査に!ユッキのアンケートクッキング』では、「プロが公開!そのまま使える!調査項目&設計虎の巻」や、時事ネタや話題の調査をもとに、「そのまま使える!アンケート項目にぷらす1★スパイス」をご提案させて頂きます。ぜひ、アンケートにお役立てください。

「連続ドラマ」スタート後、 「途中回から視聴を開始したことがある」という回答は 56.6%。

  • 途中回から見始めたきっかけ1位は 「家族や友人の評判」 55.1% 、続いて 「ネットニュース」 26.9%
  • 観たくなるキーワドは 「高視聴率」よりも 「高満足度」に反応が高かった

と分析されています。

「その結果、わかる!」けど…「高満足度」ってなんだろう…かなーり主観的な軸なんだけど…。という気持ちになる自社アンケートの結果を分析しなくてはならないことってありませんか(笑)

視聴率のような相対的だが数値として明確に比較できる軸は、分かりやすいですね。この調査の場合は、途中から見始める人の多いドラマと、全体の視聴率は関係がなかった…ということなんでしょうね。

これは少し難しいのですが、より分析結果の納得度を上げるためには、比較するテーブルを揃えることが必要だと思います。そのためには、

  • 「数値として比較できる軸」どうしで比較
  • 「主観的な軸」どうしで比較

できるように、設問に選択肢をきちんと仕込んでおくことが必要だと思います。

そこで今回の「ぷらす1★スパイス」は、
主観的な判断の軸を揃える「ひと工夫」を設問にプラス 本来「あり/なし」で回答できる設問を創るです。

例えば、「ドラマの評価」について尋ねる場合、単純に「面白い〜全く面白くない」を5段階で評価させるのではなく、

  • 「再放送されるとしたら見るか/見ないか」
  • 「友人知人に勧めるか/勧めないか」

上記を5段階で尋ねることもできます。

さらにいえば、できるだけ、明確な範囲を決めて尋ねることも必要です。友人知人に勧めるかどうかも、どの程度の関係の友人なのか(SNSで知り合った人なのか親しい人なのか…)、何人くらいに勧めるか、どの程度の強さで勧めるか…など、明確にした質問にすればするほど回答者の主観のベースを揃えて比較分析しやすくなるということです。

例えば、

  • 「ごく親しい友人知人の3人以上から、このドラマの話を聞いたか/聞かなかったか」

まあ、深く考えれば考えるほど一見奇妙な設問になってきますが(苦笑)アンケート担当としては、一応、心に刻んでおくとよいポイントだとは思います。

来週もお楽しみに!

※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。

また来週!