entry_image

今月の気になる数字 「東京ディズニーリゾート来場者8億人突破!」

春めいた日もあり、いよいよ3月春本番ですね。
出会いと別れの季節でもあり、今年こそは卒業式や入学式はもちろん
お花見を楽しみたい今日この頃です。

しかし、毎年、夜桜、昼間の桜並木、東京に京都、日本全国津々浦々で
お花見を経験してきたユッキですが、ホント、桜って飽きないですよね。
このリピート&満足度はなんでしょう?桜マジックとも言えるこの魅力。
(もちろん、桜の花見なんて興味がないっていう人もいるとは思うのですが)
古代から和歌にも数多く残されているように、DNAに組み込まれているのかもしれません。笑

さて、このリピート率。日本でリピート率がトップクラスなのが、
今回のテーマにもなっている東京ディズニーリゾートではないでしょうか。
一説にはリピート率98%とも、決算資料では「9割以上」(2006年)という発表が
あったようです。アンケート調査を実施した結果では85%というものもありました。
https://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2005/050927/index.html
ちなみに、調査担当者として知っておきたいのは、
リピーター率とリピート率の違いです。

リピーター率とは、ある日の来場者にアンケートを取って、
「初めて来場した」という人を除いた比率です。
例えば、100名の来場者にアンケートをとり、10名が「初めて来場した」と回答したとしたら、
リピーター率は9割になります。ちなみに、リピーター率は高ければ良いということではありません。
もし、来場者数全体が増えていない、または減少している場合は、
このリピーター率が高いと、新規来場者が獲得できていない。
つまり、今後の売上拡大が見込みづらい可能性がある、ということになります。

一方、リピート率は、1回以上来場した経験者にアンケートをとり、
一定期間の間に再来訪したかどうかを確認した数値になります。
例えば、100人の来場経験者に、来場してから1年以内に再来訪したかどうかを尋ねた結果、
90%が1年以内に再来訪していれば、1年以内のリピート率は9割ということになります。
この1年という数値は、あくまで仮です。

ディズニーリゾートは既に設立から40年近く経っていることから、
子供の頃に来場し、自分の子供ができて、また来訪したというケースもあるでしょう。
その場合、生涯リピート率という長いスパンで考えることも可能です。
その場合は、98%という数値もあながち間違いではないということも言えるかもしれません。
このリピーター率は、短期間に設定して、高ければ高いほど、売り上げが上がっていることが
予測できるベンチマークしやすい数値と言えるでしょう。

さて、今月の「気になる★数字」
「東京ディズニーリゾート来場者8億人突破!」を見てみましょう。
https://www.tokyodisneyresort.jp/tdrblog/detail/pr220226/
2022年2月26日、オリエンタルランドから発表された数字に衝撃を受けました。
東京ディズニーランドのオープンは1983年。なんと来年2023年には40周年を迎えるのですね。
東京ディズニーシーのオープンは2001年。昨年2021年に20周年を迎えました。
今年4月に「東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテル」が開業し、
東京ディズニーシーに一説によると2500億円を投資して造られる
「ファンタジースプリングス」オープンなど話題に事欠きませんね。
早く安心して大人数でワイワイ楽しめる日が早くくると良いですね。

※皆様からのご質問やご意見もお待ちしています。どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。