春に向かって、気分もあがってきますね。
桜が楽しみな季節になり、人と外であう機会も少しずつ増えてきました。
そんな社会が正常化に戻りつつあるなか、一方、世界では気候変動や自然災害のニュースも。
都会の生活の中では、なかなか自然環境を守る行動が意識しづらいともいえますが
少しでも世界をよくする消費を…と考える人が身近でも増えてきた気がします。
もちろんユッキもその一人です。
以前までゴミのリサイクルや節電も面倒に感じていた時期もありましたが、
今はやはり、このひとつひとつの行動が未来をかえるかも…と願わずにはいられません。
そんななか、博報堂から
「買い物の際の環境・社会意識度は、70代が最も高く10点満点で5.84点。
一方最も低いのは30代の4.74点で、ミドル層のサステナブルな購買意識は低調」。
という調査結果が発表されていました。
( https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/99783/ )
この調査によれば、
「ミニマル(最小限)」「ロングライフ(長期的)」「サーキュラー(循環)」という
サステナブルな購買行動の傾向は、2019年、2021年調査とほぼ変わらず
・70代のサステナブル購買行動の実施率は全般的に高く、
特に「環境や社会に悪い影響を与える商品は買わない」(75.3%)、
「環境や社会に悪い影響を与える企業の商品は買わない」(70.4%)
などは全体より20pt近く高い。
・一方で、30-40代のミドル層のサステナブルな購買意識は全般的に低い傾向
という結果だったもよう。
30-40代は仕事に子育てにとにかく忙しく、時間や意識にもゆとりがないのかもしれません。
一方、環境教育やSDGsなどが学校教育の中でも展開され、影響を受けてきた
20代などの若い層では、サステナブルな社会への貢献行動が当たり前ととらえる人も多いようです。
コロナ禍でも実感しましたが、感染者を減らすための一人ひとりの小さな心がけや行動の結果は
とても時間はかかるが、着実にひとつひとつが積み重なって結果が出るということ。
自然環境対策もさらに大きな意味で、こうした全世代、全世界の人々の行動の集積によって
着実に成果につながっていくのではないかと思っています。
さて、今月の「気になる★数字」
「サステナビリティ消費が急成長 サーキュラーエコノミー(循環型経済)の
市場規模が2026年に7,127億ドル」
( https://www.jiji.com/jc/article?k=000000009.000052265&g=prt )
世界最大の統計調査データプラットフォームを提供するStatista (独)は、
循環型経済の市場規模(見込み)について2026年7,127億ドルと発表し
2022年3,339億ドルから年率約20%の成長と予測しています。
そして、各領域の「循環型モデル4R」についても併せて発表していました。
・Reuse:2026年市場規模3,341億ドル(主要カテゴリーはアパレルで995億ドルを占める予測)
・Rental: 2026年市場規模1,163億ドル(主要カテゴリーはDIYとハードウェア、400億ドル)
・Refurbish: 2026年市場規模2,622億ドル(主要カテゴリー: 家電製品、 1,197億ドル)
・Recycle: 45%の消費者が「リサイクルされていない製品を買うことに、もう興味がない」と回答。
Statistaのリサーチチームが、「不必要な買い物を避ける、商品の原産地に注意を払うなど、
世界中の多くの人々がよりサステナブルで倫理的な選択をしようと日常生活の中で努力をしています。
そして、その勢いは衰えることを知りません」と語っていたことが印象的でした。
こうした世界の動きが消費者のインサイトにも大きく影響を与え、
企業のマーケティングや商品開発にも影響を及ぼす時代となってきました。
これからも国内外のサステナブルに対する動きから目が離せませんね。
ぜひ、この記事のお問い合わせや感想などどうぞお気軽にユッキにご連絡ください。