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今月の気になる数字 “パワードシニア“市場が熱い! 2025年市場規模は100兆円超え

年度末に向かって忙しさが加速する今日この頃ですが、
いかがお過ごしでしょうか。仕事が立て込んでしまうと、つい、
PCを眺める時間が長くなり、姿勢も固まり眼精疲労もピーク。
そんなとき、ふと、TVCMに目を移すと、シニア向け商品CMの多いこと。
眼精疲労、肩こりなどの治療薬や健康食品、老眼鏡、補聴器…
意識しないとスルーしてしまうターゲットCMが気づけば増えています。

まさに「人生100年時代」!国内平均寿命は男女共に80歳を超えたもよう。
定年も延長され、再雇用という名の元、これまで通りの会社印生活をアクティブに送る
60-70代も増えているようです。

そして、いよいよ2025年問題もカウントダウンに入ってきました。
「2025年問題」とは、戦後の第1次ベビーブーム(1947~49年)に生まれた
「団塊の世代」がすべて後期高齢者(75歳以上)となり、
全人口に占める高齢者(65歳以上)が30%に達するなど
超高齢化社会に突入する問題。
ただし、ひと昔前のシニアと現代のシニア像は大きく様相が異なりそうです。

総務省の調査によると、
例えば「身体機能」は、1992年時点の高齢者の歩行速度に比べ、
2002年では、歩行速度は大幅に速くなっていて、男女とも11歳程度若返っている、
との研究成果もあるようです。
また、空前の人手不足や働き方改革、定年延長などにより、働き続ける人も増えています。
同調査のなかで高齢者の社会参加意識について、
「働けるうちはいつまでも働きたい」と考える高齢者が3割超(60歳以上の有職者)。
高齢者の加齢による自立度の観点では、2030年時点で約8割の高齢者が介護不要で自立的生活が
できているという予測データや、介護開始年齢も個人差があるとの研究成果もでているようです。
https://daily-ad.jp/column/wealthy-class-07/

とはいえ、体の機能は低下していくのが現実。
これまでの、シニア向けに「低下した機能を代替する商品」を提供する…という考え方から、
現役世代同様の生活を維持し続けるための「機能補完をする商品」の提供をしていく
という考え方に変化しているようです。
ということで、シニアの身体機能を“向上”させるアイテムが続々と現れているのです。

そんな中、2023年末に日経トレンディから発表されていた「2024年ヒット予測」にも
しっかりトレンド入りしていたのが「パワードシニア」関連商品。
まさに「アクティブシニアが最強の“武器”を手にして日常生活を謳歌する」
ためのツールが未来を明るく照らしていくような予感がしています。

さて、今月の「気になる★数字」
“パワードシニア”市場が熱い!
2025年市場規模は100兆円超え

についてみてみましょう。
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00913/00011/

「2024年ヒット予測」として2023年11月に発表された上記の記事によると、
以下のパワードツールが紹介されていてワクワクしました。まさに近未来感満載です。

・アイウエア「ViXion01」(ViXion)
自動視力矯正ツール。自分が向いた先の対象に、機器側でオートフォーカス。
クラウドファンディングであっという間に約4.3億円を調達したとか。

・完全ワイヤレスイヤホン「Jabra Enhance」
補聴器業界のGNヒアリングジャパンと協業開発。耳の穴に収まるスマートなデザインで、
目立たず装着できるそう。

・ARグラス
ソニーが開発。会話のやり取りをリアルタイムで字幕表示可能。外国語の翻訳機能も搭載。
聞きとりにくいシニアはもちろん、多様なニーズにこたえる商品。

・「futto」(YAMADA)
下半身に装着して骨格筋をサポート。長時間の歩行や登山などにも役立つそう。

こういった商品群は、シニアに限らず幅広い世代でもニーズがありそうです。
日本の未来、いや、世界の未来にとって、誰しもが年齢を重ねることが怖くなくなり、
活躍し続けられる社会が待っているような気がしました。

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