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今月の気になる数字 「毎年10万トン以上の需要減少。 お米の需要増に挑戦する農水省」

昨今、「令和おにぎりブーム」や「ごちそうおにぎり」という言葉が
話題になっていることをご存じでしょうか。

2010年代半ば頃からじわじわとおにぎり専門店が全国で増加し、ブームが加速中。
コロナ禍でテイクアウト需要が高まったことや、
子どもの人数が減少や、日本人全体の平均年齢の上昇なども影響し、
ファーストフード店の撤退などの影響も背景にあるのかもしれません。

ユッキの自宅そばでもMやKといった子どもや若者に人気の
ファーストフード店が撤退した後に、おにぎり専門店やお蕎麦屋さんなどが
入り、シニアのお客さまでにぎわっているのも目にするようになりました。

総務省の家計調査では、1世帯当たりの「おにぎり・その他」の
年間消費支出額は2014年から増加傾向のもよう。
SNSでもおしゃれなレシピが、食のブームを生み出していますが
2015年前後で流行った「おにぎらず」や
数種類の具材を入れ、外に溢れ出している「ごちそうおにぎり」も話題に。

コンビニのおにぎりも、過去100円程度で買えるものから徐々に高級路線になり、
コロナ禍を皮切りに、各社“高級おにぎり”路線のようです。
外食が減った分、テイクアウトで美味しいものを…というニーズに乗って
300円台の“ごちそう系”といわれるおにぎりも当たり前に。

そして、先ほど触れたおにぎり専門店。
実は、意外と値段はお高めで、街のレストランで食べるランチ代と同程度。
具やトッピングを入れると一つ300円~500円以上になるケースもあり、
2~3つとお味噌汁や一品で1000円を超えてしまうのです。

家で作るもの…だった「おにぎり」ですが、
プロが本気で作るとこんなにも美味しいものだという再発見があります。
また、新たな発想やアイデアでおにぎりのバリエーションも広がっています。
だからこそ、高級おにぎりランチに行列ができる時代になったのかもしれません。

さて、今月の「気になる★数字」
毎年10万トン以上の需要減少
お米の需要増に挑戦する農水省

についてみてみましょう。

農水省で2024年4月に発足した米粉を普及させるプロジェクトチーム
通称“コメ二”=米粉営業第二課では、毎年10万トン以上も減少するコメの需要増加に奮闘中のもよう。
正式名称は「米・米粉消費拡大推進プロジェクト」。
国内で唯一自給可能な穀物である米を原料とした米粉の消費拡大を目指しているそうです。
「米・米粉消費拡大推進プロジェクト」を開始します!:農林水産省 (maff.go.jp)

サイトによると具体的な取り組み例は以下になります。
・TVCMの放映:お米・米粉の魅力を発信していく。
・米粉アンバサダーによる米粉料理の発信:話題の料理人5名が、米粉の魅力をより知ってもらうために、米粉アンバサダーとしてレシピ公開やその美味しさをPRしていく予定。
・外食店やスーパーマーケットなどとのコラボレーション:米粉料理を提供するイベントを開催など
・特設サイト、SNSでの発信:情報サイト「米粉タイムズ」を公開(米粉タイムズ (komeko-times.jp))
するなど、ユニークな取り組みが目白押し。

ユッキも、コロナ禍中には、自宅での食事が増えて、お試しでブランド米の購入や、
炊飯器ではなく羽釜での炊飯に挑戦してみたりしながら
改めて「お米」の美味しさに目覚めました。
日本の世界に誇るお米文化。
農家さんを応援し、次世代にも繋いでいくためにも応援していきたいですね。

ぜひ、この記事のお問い合わせや感想など、どうぞお気軽にユッキにご連絡ください。