年始の休みに一気に溜め観した「陸王」の感動冷めやらぬままマラソン中継を見ると、つい茂木選手(陸王にでてきた役名)を探してしまうありさまです。
そういえば、どうして冬になるとマラソン中継が多いのか…
単に箱根駅伝に寄せているわけでもないだろうに…と調べてみたらなんと昨日1月29日だけで全国で60以上の大会が開催されていて、12月〜2月のマラソン大会は、大阪シティマラソンや東京シティマラソンなど数え切れずに途中でやめました(苦笑)
医学的には、夏だと冬の半分の距離で脱水症状を起こしてしまうという理由で一般人のフルマラソンは冬に行われることが多いのではないか…という記事も。
でも、そもそもオリンピックって夏ですよね?という疑問もありますが、だからこそ、プロのアスリートということなのかもしれません。
ちなみに、世界、特に北米でもマラソンは大ブームで、マラソン大会の完走者ベース世界1位はニューヨークシティマラソンで5万人、経済効果は510億。東京シティマラソンは5位3.5万人。トップ15位に大阪、神戸もランクインしていて、複数大会がランクインしているのは日本と北米のみでした。
http://ure.pia.co.jp/articles/-/29543?page=2
ということで、今回は「マラソン・ジョギング」がテーマです。
「レジャー白書2017」(2016年1月〜12月)(日本生産性本部 2017年7月発表)
http://activity.jpc-net.jp/detail/srv/activity001513/attached.pdf
- レジャー別参加人口首位は「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」(5,330 万人)
- スポーツ部門1位は「ウオーキング」(3010万人) 若年層、中年層では「ジョギング・マラソン」が1位、高齢層では男女ともにウオーキングが1位
- 「ジョギング、マラソン」参加人口は、2014 年28 位2140万人→2015年19 位2,190 万人→2016年20位2020万人
- 用品はスポーツアパレルとシューズが好調、5 年連続増。スポーツ自転車とランニング用品も好調
いやはや、老若男女歩いたり、走ったりしている時代。
確かに、どこでもいつでもマイペースでお金もかからずできるスポーツといえばウオーキングかジョギングなんですね。世界中のトレンドだなんて、本当に世界が高齢化していくのを感じます。
今回のワンポイント★プラスは…
「多岐にわたる調査は部門別、属性別など分解しながら比較する」です。
さて、こういった多岐に分野がわたり、何がなんだか分析しづらい白書については大分類、中分類、小分類と調査設計段階からくくりを決めておきます。
その際に、できるだけ各カテゴリーが同じような数値になるようにまとめられると比較しやすいです。
たとえばスポーツと旅行、その他レジャーという分類も参加者比率がそれぞれまとまるように分けていることが分かります。
さらにいえば一見、ウオーキング、ジョギング、マラソンは同じカテゴリーでもよさそうですが、ウオーキングの市場がとても大きいことからバラして分類していることがわかると思います。
今後の市場の成長性によってカテゴリーは変えていくことになるかもしれませんが小分類でのデータをしっかり取得できていれば、そういったことにも対応できるところがミソです。
こういった長期間にわたり経年で調査していくものは、10年後20年後の世界を予測しながら設計することも大事ですね。
今後の調査設計のヒントになれば幸いです。
次回もお楽しみに!
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